バイク屋なりのオフロードの楽しみ方&メカニック情報


by pitcrew_offroad

デンデンデデンデン…

武勇伝っ(爆)

ってコトで、今回は過去のバイクじゃなくて、
過去の武勇伝のお話…。





バイク乗り同士集まると、当然バイクの話が8割を占める…。
んで、結構その話の中には自分の武勇伝が混じっていたり…。



そして不思議な事にバイク乗りの武勇伝の大半は、
マイナス要素を多分に含むモノが多い…。


「1発6点で免停になっちゃったゼ!」とか(←罰金)

「峠でクラッシュして廃車にしちまったゼ!」とか(←失敗)

「ドコソコでエンジン焼き付かせたゼ!」とか(←故障)

「時速300km出しちまったゼ!」とか(←違法)

「ケース割ってオイルブチ撒けてレインボー封鎖したゼ!」とか(←ナオキ君)

「デコボコ行こうとして事故っちゃったゼ!」とか(←イッチー)


どれもこれもホントは自慢とは真逆の失敗談に近いのに、
ナゼかバイク乗りは往々にしてこーゆーのを自慢げに武勇伝として語る…(爆)



コレがオフローダーだと、なおさら大半がトラブルで、
やれ崖に落ちただの、チェーンが絡まってケース割っただの、
沼にハマって抜けなくなっただの、ヒルクライム失敗でバイクが自分に降ってきたナド…、
ホントはただの大失敗なのに、大半の人は嬉しそうに語る…。



そしてボクも例外なくその一人で、自分の過去の失敗も笑いながら、
やや自慢げに話をしたりするし、人のそーゆーのも面白がって聞きますし、
そーゆー話を聞くのも大好きです…。



なんでなんすかね~、、、ま、過去のデッカイ失敗談は実際聞いていて楽しいし、
特にオフだと難所での失敗はアタックの証の様なものなので、
裏を返せば自慢話になるんスかね…。

実際ボクもとんでもない失敗聞くと、

「スゲ~~!!」

とかって尊敬しちゃったりするし…(笑)

バイク乗りとは不思議な生き物です…。





んで、そんな前置きを経て、
僕の失敗談という名の武勇伝という名の自慢話をひとつ…。




昔、ブログ始めた最初の頃に最初で最後だった、
「今週のヤっちまったのコーナー」というのがありまして、(全1回)
そこでチョロっと書いたのですが、未だに状況を聞かれる事があります。

なので、改めまして詳しく語らせていただきます…。


場所は某河川敷…


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一時期はよく通っていた色々なシチュエーションが楽しめるいい所でした。
んで、この辺でよく友人達と遊んでまして…、






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その時見つけたのが上の場所。
水深20cmくらいの広い池の様なところで、
水の抵抗を感じながら走り回るのがちょっと楽しかったんす。

思いっきり加速するとステップに足を置き続けるのもツライ感じで…。

しかもこの時、XR250にヨシムラTMR-MJNキャブを付けたばかりで、
パッチリなセッティングとレスポンスでテンションMAXで自分を見失ってまして…、
上の写真奥にみえる堤防の様なところに全開で登ってったんす…。














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そしたらその先はダムになってまして(爆)、
水深3mくらいのダムにほとんどジャンプ気味に飛び込んだ…。



いや~、あの時の光景は今でも忘れねっす…。
堤防が頂上に行くに連れて傾斜が上がっていくので、うまい具合に頂上付近で
アクセルをガバ開けしてしまい勢いよく飛び出して視界が開けた瞬間…、

目の前が広大な湖の様になってまして…、

「アレ…?ここ深いのかな?それとも下同様20cmくらいか…?」

なんて考えが頭をよぎって、着地の衝撃を吸収すべく体制を整えたものの…、
水深約3mなので当然衝撃はゼロで…

スプンッ…

ってな音と一緒にスーーーっと水の中にXRに跨ったまま入水…。
当然ながらかなり焦りましたね~、、、何とかしないとバイクが…!って。

手を離したらバイクがどっか行っちゃう気がして
ハンドルを握り締めていたんですが、一向に底につかず、
3mくらい沈んでやっとバイクが先に湖底(?)に着地…。

一瞬バイクを引っ張ろうとするも当然無理…。
和田史上最大最強の力(?)を振り絞ったんですが、全くビクともせず…。
ま、当たり前ってヤツで…。



諦めて手を離して水面にあがるものの、ゴーグルの中が水満タンで何も見えず…、
オフブーツとかヘルメットつけたまま泳げるのかって不安のまま
泳ぎだしたら意外と泳げた…(笑)




んで、ボクが水没した事なんて全く気づかない友人達を呼び集めて、
バイク引き上げ作戦に…。



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ここはホントにいきなり深くなってまして…
当然足は湖底には全く着かないんですが、
なんか気泡がプカプカ浮いてくるところがあったので、
ソコをちょっと潜ったら足がバイクのハンドルにあたり、

「ここにあるぞ~!」

みたいな…。

水がクソ冷たくて、ホントにしんどかった…。




んで、タイダウンをもって潜水…。
ただ、ホント深かったんでバイクのところまで潜るのも大変で、
さらにどこかに引っ掛けようとしてもなかなかうまくいかず…、







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しばーらく頑張ったあと何とかタイダウンがどこかに引っかかり、
「よし引っ張れ~!!」と…。

結局タイダウン1本じゃ、うまく引き上げられず、
再度潜って2本目をシートレールに引っ掛けて、再度トライ…。






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このリアタイヤが見えた瞬間がホントに嬉しかったっす。






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よいしょーーーー!!
っときて…








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リアタイヤだけ設置してフロントが宙ブラなここからが意外と大変で…
また落っことしそうになりつつも…


フンガッ!!






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なんとか引き上げ完了…。





一人で岸に上がってきた時は、絶望的に思われたバイク救出ですが、
意外と出来るモンだってな感じで…




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喚起の雄叫び…(笑)








ちなみに以前にも書いた事がありますが、水没してしまった場合、
シリンダー内に水が浸水してしまい、クランキング出来なくなります。

それをムリヤリ、セル回したりキックしたりして始動を試みると、
水の圧縮抵抗により、コンロッドが曲がったりしてエンジンが御臨終します。


コレを「大自然の一撃 ウォーターハンマー」っていうんですけど、
とにかくヤバいので水没後はエンジンかけないように…。



この時はそのまま帰って、速攻でドレンからケース内のオイル(ほとんど水)を抜き、
プラグを外し、エアブローと空キックでシリンダー内の水を抜き、
エアクリーナーボックスやサイレンサー内の水も抜き、
キャブを分解清掃しなおして、エンジンが無事始動…!

意外と何事もなかったかのようで…。
浸水前に吸入口が塞がれて、ウォーターハンマーを喰らう前に
エンジンストップしたのが運良かったみたいっす。

エンジン内部のフラッシングは10回近く行いましたが…。






ちなみに遠くから見たらこんな場所でした。

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ま、普通は落ちる前に気付きそうなモンですね…(爆)
その日のヘンなテンションは恐ろしいっす。

そして水を汚して申し訳ありませんでしたm(_ _)m






そんな失敗談もなぜか武勇伝と化すのが、
オフロードの不思議な(馬鹿な)ところ…。

今度津田沼店に遊びに来たときはぜひともミナサマの武勇伝もお聞かせくださいませ…。

ってコトで、「和田ぽんバイク史上最大の思い出」でした…。
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by pitcrew_offroad | 2010-09-18 09:21 | 和田ぽんバイク史