感動したはなシーサー。
2010年 06月 28日
最近オフネタでブッたまげた事といえば
今月の「エルズベルグロデオ」、RedBullHareScrambleでの田中太一選手。
マジ凄いっすね~、アレに出る日本人がいるとさえ思わなかったのに、
なんと13位で完走!!
ちなみに、ボクがエルズベルグを知ったのは3~4年前。
友人に「コレ、ヤバイよ~!」って借りたDVDがキッカケでした。
世界一過酷なエンデューロと評されるレースで、
今年も1795台の内、完走はたった15台。
去年も同じくらいの台数で21台とかだったかな。
んで、夕飯を食いながら何気なくそのDVDをセットし見ていたら…。
予選を通過した500台のバイクが1列ずつ間隔を開けてスタートしていくんですが、
一度にスタートする台数もハンパじゃない。
そしてスタート直後、緩やかにUターンするようなコーナーを抜けて、
その後は直進かと思いきや、ライダー達は皆
左側のムッチャクチャ高い崖を登っていくではありませんか…!
「ソッチ行くのかよ!!!!!」
…わかります?どっち行ったか…。
上っす、うえ。
思わず箸を止めて見とれてしまい、すかさず巻き戻してもう一回見ちゃいました。
ほんとに素人にはただの崖にしか見えない傾斜と高さで、
開始僅かで、すでに数名のライダーがバイクと共に落ちていくんス。
圧巻の一言ですよ。
その頃はGインパクトなど、他のエクストリーム系エンデューロも
知らなかったので余計に衝撃を受けました。
そして、さらに驚いたのはその後…。
写真は今年のワンシーンですが、
こんなモンじゃ済まないほどのガレ場の連続…。
トライアルバイクで走るべき場所でしょ~!!ってな感じ。
ソコに初出場の日本人が入るなんて快挙や奇跡なんて言葉じゃ済まない事実です。
しかもさらに衝撃的なのが、田中太一選手は予選でミスコースなどで226位。
226位というと決勝スタートは5列目から。
以前にも3列目から完走した選手はいたそうですが、5列目は絶望的。
しかしそこから実に213人を抜き去り13位に躍り出たワケです。
「もし、決勝が1列目だったら…」なんて「たられば」も吹き飛ぶ快挙。
マジ感動した~!!
今年のエルズベルグはDVD買おうかな…。
ただ、ちょっと悲しいのは、こんな快挙でも
日本中のほとんどの人は知らない事。
ワールドカップで決勝トーナメントに進出したのは日本中が知ってるのに。
(それはちょっと大げさかもしんないスけど…)
'07のISDEのファイナルクロスでの「カントク」こと鈴木健二選手の
記事を読んだ時もそう思った。
(ちなみにカントクは一昨年くらいの年忘れエンデューロで見かけて
話しかけてみたら、超気さくでイイ人で一気にファンになった。
ISDEにも出たWRを前に、2ショット写真を撮らせてもらいました。
今思えばジャージにサインでももらっとくんだったな…。
今では自宅のパソコンのデスクトップです。
なんか奥さんにキモがられたけど…。)
このガッツポーズに痺れました!!
スポーツとしてのオートバイをもっとみんなが知れば、
バイク全体のイメージが上がると思うんですけどね…。
もっともっとメディアにも取り上げて欲しいっす。
週刊バイクtvのようなバイク番組が全国放送で定番化してくれたりとか…。
しかもそれがオフ系だったり、ロード系だったり、
カスタム系だったり、メンテ系だったり多種多様ならなお素晴らしい。
まあ、現実的には問題は山積みだし、(というか現状では「夢」ですか)
それについてボクができる事なんてほとんどナイって事は
重々承知の上なんですけどね…。
今日はそんな、まさに「ひとりごと」でした。
とにかく偉大な男達ですね…。