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バイク屋なりのオフロードの楽しみ方&メカニック情報


by pitcrew_offroad

まずはエンジン性能を復活させる…

とゆーワケで本格的にKXエンデューロ化に着手したんですが、
今現在はエンジン不調…。

まあ、チャンバーがいけないんですが、
根元のEXガスケットも抜けちゃってまともに走れない状態…。
購入後前後サスとクラッチ(壊れてた)は整備したものの、
エンジンは開けた事ないので腰上をO/H。

とりあえず今回は分解と、排気デバイスの清掃…。







とゆーワケでチャッチャと外装やらタンクやらを外し…、

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さらに冷却水を抜き、チャンバーやラジエーターを外して
やっとエンジン整備に着手できます。
とはいえ、余計なモノは一切付いていないレーサーなので、
分解はすこぶる簡単…。

オフロードを走る上でトレール車よりレーサーが優れている点の一つに、
その整備性の高さ(とゆーか余分なモノがない簡単さ)も重要なひとつだと思います。


ンガ…!!


そううまくいかないのがバイクの整備…。

まずはエンジン性能を復活させる…_c0223419_1433849.jpg


チャンバーステー(ダンパ)を止めてるボルトが緩んでると思ったら、
一生グルグル回り続けて、これっぽっちも出てこない…。
あ~、ねじ山が死んでますね~…。
これもついでに修理しました。

まずはエンジン性能を復活させる…_c0223419_13571830.jpg


ピストンヘッドはこんな感じ…。
ちょっとカーボンが付着してます。
まあ、WPC加工したピストンに交換するのでヨシ…。

シリンダー内壁はまあまあな程度。



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排気デバイスのカバーを外すと、シールから黒いタールの様なモノが垂れてます。
うーん、内部は汚れていそう…。



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そして腰上まで分解。
慣れればここまであっという間。
20分くらいかな…。

この簡単さが2ストの最も優れた点であるとか思っちゃいます。



んで、排気デバイスは…

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案の定キタネェ~!!

ただ、こういったカーボンはちゃんとしたケミカルを用いれば、
しっかり落とせるので落とした後の快感はたまりませんな…。
エンジン整備で一番嫌いなのは紙のガスケット剥がしですが、
逆に好きなのはこういう部品のカーボン落としっす。

んで、上の写真はホントはどーゆー部品だったのかというと…。

まずはエンジン性能を復活させる…_c0223419_14101812.jpg


こうでした…。
う~~~ん、スッキリ♪♪



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内部にはこんな部品が入ってまして…、
ワコーズのリムーバーをシュッシュッと…。



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キレイにするとこうなります。
これらがスライドして…


デバイス全閉時↓↓↓

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んで、スライドする事で…



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こんな感じに開く…。

排気ポートの面積をエンジン回転に合わせる事で、
低速トルクと高回転の吹け上がりを両立させてます。



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ちなみに排気ポートのカーボンも…




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ほらスッキリ…♪




そんなワケでエンジンを開けていたのが、先月29日の
ワールドカップ日本戦の日…。
ウキウキでカーボンを落としている間に気付けば22時45分…。

あ、日本戦がはじまっちまう…、って事で
帰ってると間に合わないので漫画喫茶へ…。

そんで数日前のブログの「ひとりごと」ではマンキツにいたワケです。

なので、今現在は腰上開いたまま…。
早く閉じなきゃ…(爆)
by pitcrew_offroad | 2010-07-02 14:58 | KX125XC