まずはエンジン性能を復活させる…
2010年 07月 02日
今現在はエンジン不調…。
まあ、チャンバーがいけないんですが、
根元のEXガスケットも抜けちゃってまともに走れない状態…。
購入後前後サスとクラッチ(壊れてた)は整備したものの、
エンジンは開けた事ないので腰上をO/H。
とりあえず今回は分解と、排気デバイスの清掃…。
とゆーワケでチャッチャと外装やらタンクやらを外し…、
さらに冷却水を抜き、チャンバーやラジエーターを外して
やっとエンジン整備に着手できます。
とはいえ、余計なモノは一切付いていないレーサーなので、
分解はすこぶる簡単…。
オフロードを走る上でトレール車よりレーサーが優れている点の一つに、
その整備性の高さ(とゆーか余分なモノがない簡単さ)も重要なひとつだと思います。
ンガ…!!
そううまくいかないのがバイクの整備…。
チャンバーステー(ダンパ)を止めてるボルトが緩んでると思ったら、
一生グルグル回り続けて、これっぽっちも出てこない…。
あ~、ねじ山が死んでますね~…。
これもついでに修理しました。
ピストンヘッドはこんな感じ…。
ちょっとカーボンが付着してます。
まあ、WPC加工したピストンに交換するのでヨシ…。
シリンダー内壁はまあまあな程度。
排気デバイスのカバーを外すと、シールから黒いタールの様なモノが垂れてます。
うーん、内部は汚れていそう…。
そして腰上まで分解。
慣れればここまであっという間。
20分くらいかな…。
この簡単さが2ストの最も優れた点であるとか思っちゃいます。
んで、排気デバイスは…
案の定キタネェ~!!
ただ、こういったカーボンはちゃんとしたケミカルを用いれば、
しっかり落とせるので落とした後の快感はたまりませんな…。
エンジン整備で一番嫌いなのは紙のガスケット剥がしですが、
逆に好きなのはこういう部品のカーボン落としっす。
んで、上の写真はホントはどーゆー部品だったのかというと…。
こうでした…。
う~~~ん、スッキリ♪♪
内部にはこんな部品が入ってまして…、
ワコーズのリムーバーをシュッシュッと…。
キレイにするとこうなります。
これらがスライドして…
デバイス全閉時↓↓↓
んで、スライドする事で…
こんな感じに開く…。
排気ポートの面積をエンジン回転に合わせる事で、
低速トルクと高回転の吹け上がりを両立させてます。
ちなみに排気ポートのカーボンも…
ほらスッキリ…♪
そんなワケでエンジンを開けていたのが、先月29日の
ワールドカップ日本戦の日…。
ウキウキでカーボンを落としている間に気付けば22時45分…。
あ、日本戦がはじまっちまう…、って事で
帰ってると間に合わないので漫画喫茶へ…。
そんで数日前のブログの「ひとりごと」ではマンキツにいたワケです。
なので、今現在は腰上開いたまま…。
早く閉じなきゃ…(爆)