「YAMAHAでエンデユーロ」という選択肢…その1
2013年 11月 25日
ヘルカメ映像の編集やナニやらで、レポアップはもうちょいかかるのでその前に…。
先日もBetaのオススメモデルをいくつかアップしまして、
最近じゃエンデューロモデルといえば「輸入車」って感じですが、
いえいえ、国内モデルだって頑張ってるんすよ!!(*`ε´*)ノ
'13 WR250F
国内では正規で輸入されていないので、
エンデューロ会場ではあまり見かけませんが、
YAMAHAが誇るロングセラーモデルです。
ざっとWR250Fの歴史を解説すると、
まだエンデュランサーで4stがメジャーじゃなかった頃に投入され、
そのトラクション性能が評価されたデビューモデルが'01のCG11W。
当時はバッテリーレスでキックオンリー。
今乗ってもその「軽さ」が際立ち、戦闘的な乗り味で評価が高いっす。
ただ爆発的に人気を博したのは'03のWR250F、型式でいうと「CG16W」。
シュラウド形状なども変わり、より精悍なスタイルになりましたが、
一番の変更点はバッテリーを搭載しセルフスターターを装着したコト。
当店でもお手頃価格で初心者にも人気中古車っす。
他年式と比べてもマイルドで疲れない乗り味が目立ち、
トレールからの乗り換えに違和感ないと思います。
バッテリー搭載とはいえ圧倒的にトレールより軽いですしね。
んで、'05でまたモデルチェンジ「CG22W」となります。
シュラウド形状も似てはいますがベツモノです。
タンク形状も違ったり、結構色々変わっています。
左サイドカバーがグラブバー的な形状になっていたりね。
持つ時に便利っす。
ちなみにコレはCG16Wにも流用出来そうなんで、
今度試してみようかと…。
ボクの友人コロスケ号もこのCG22Wです。
フロントフォーク径が46→48パイになりまして、
乗り比べた感じコシが出て、低速ギャップの追従性なども上がってる気がします。
そこまで劇的に…ってワケじゃなかったっすけどね。
でも2連ジャンプの着地などでもよりボトムしずらくなってる印象もあり
進化した感じは十分体感出来るほどです。
CG16Wのサスも別に不満はなかったんすけどね。
「より良い」って感じ。
乗り味は結構変わっていて、ややパワフルになってます。
ほんのちょっとモトクロッサー的な味付け…かな??
ホントのビギナーにはCG16Wの方が乗りやすいかもしれませんが、
ボクはCG22Wの乗り味の方がキビキビしていて好みです。
CRF250X的ですかね、CG16Wは…。
ちなみにこのブログでも何度か言ってますが、
コロスケ号のCG22Wは排気系をFMFの上級パーツで、
吸気系をボイセンのクイックショットやパワーウイングなどで武装しているので、
ノーマルよりさらにレスポンス、パワーがあがり、ムッチャ良いです。
サスは疲れない乗り味ながら、マイルドなエンデュランサーが、
ややモトクロッサーを連想させるようなレスポンスを手に入れ、
クロスカントリーにはもってこいって感じで、
最新輸入車エンデューロマシンにヒケを取らないんじゃないか、って程。
チューニング御検討の方は御相談下さい。
んで、'06でデジタルメーターになりまして「CG24W」へ…。
しっとりとした乗り味の鉄フレームWR250Fの最終型としてプレミアモノっすね。
んで、’07でアルミフレーム化しまして「CG26W」。
その後よくわからないのでハショリまして(爆)
現在の「CG30W」へとなるワケっすね。
それがコレです。
現在は正規輸入ではありませんが、'13モデルのWR250Fが
国内に流通してますね。
正規輸入ではないので、価格もオープン価格に近いのですが、
ピットクルーでは税込み車両本体価格997,500円で販売してます。
まだ輸入元に若干の在庫があるようなのでご検討中の方はお早めに…。
4st250エンデュランサーの良さは、そのオールマイティさですね。
JNCCやJECに参戦しようとすると様々なシチュエーションと遭遇します。
すると、マシンによって苦手なポイントや得意なポイントがあるワケっす。
例えば2st125はパワー不足でゲレンデ系の登坂でブチ抜かれたりする…とか、
2st300、4st450などは細いウッズの切り返しが連続するようなコースでは
パワーを発揮出来ず、逆に重さを感じる…とかね。
年間通して参戦しようとすると、コンスタントな成績を求められるワケですから、
得手不得手は極力なくしたいトコロで、4st250は一番オールマイティ。
日本のエンデューロ市場でも圧倒的な支持を受けているのも納得っす。
苦手な事による成績の落ち込み、伸び悩みも少ないかと…。
厳しいヨーロッパの規制に対応する為、デッカイ触媒着きのエキパイ。
コレはコンペ用にフルパワーのフルエキが付属しています。
他にもフルパワー化のために必要なパーツはすべて同梱されてます。
この辺はフサベルでも一緒でしたね。
エキパイ形状に合わせてスキッドプレートも2種類ついてきます。
レースにも使うなら迷わずフルパワー化…!!
付属のオーナーズマニュアルに色々書かれてるのもレーサーモデルの証。
簡単なサービスマニュアルのようなモノです。
各国語で書いてあるので、タウンページの様に自立する厚さ。
残念ながらJapaninesはありません。
前後スプロケットもレース用に、よりショートな減速比の組み合わせなモノが付属。
この辺もフサベルなどと一緒。
サイドカバーにクイックファスナーがついてまして…、、、
1箇所だけで、ヒンジで開いて手早く交換可能。
鉄フレームの頃はファスナ3箇所で取り外すタイプでした。
CG24Wから採用のデジタルメーター。
アナログメーターに比べだいぶ軽量です。
視認性もよく、エンデューロでは時間がわかるのもポイント高。
サイレンサーはテーパーエンドで戦闘的。
CG16Wまでは円筒上の丸い形状でした。
ハンドルは最初から大径のテーパーバー。
バーパッドも標準装備です。
フェンダー上にはWRのプレート(笑)
コレはテールランプやナンバーステーを保持するボルトも兼ねてまして、
そこにプレートつけたんすね。
外観にも拘るヤマハらしい演出…。
レースユースでいらねぇよ!って人は
新車のうちに外しちゃいましょう(笑)
シートの着座面も最初からノンスリップな表皮。
鉄フレームの頃は普通のシートで少しツルツルします。
サイドスタンドはオートスタンドですが、
加工で普通の固定式のスタンドに出来ます。
ハンドルロックはなんとこの位置…。
ハンドルロックナシが一般的なレーサーの中で、
簡単なロックが着いていると安心っすね♪♪
この辺りの年式からラジエーターが薄型に…。
軽量化っすね。
オカゲで軽快感はかなり高めなんですが破損が怖いので…
レアルエキップのラジエーターガードを装着。
レアルさんに聞いたら'13には未確認とのコトでしたが、
ラジエーター品番調べたら同じなので変わってないでしょ!?
って事で'11用を付けてみたらやはり同じでした。
同じくレアルのファンキットを装着。
ハードめなエンデューロをするならもとより、
信号停止などが多い街乗りユースなどでもあると安心っすね。
クーラントホースに噛ませるサーモスイッチ付ですが、
手元にスイッチを増設し、任意でオンオフにする改造も出来ますよ。
ハードエンデューロなどで予め回しておきたい時に便利。
フルパワーにするとシンプルになるエンジン周り。
WR-Fでもっとも特筆するのはそのエンジンの耐久性っす。
レーサーエンジンとは思えないほどメンテ不精のユーザーでも長持ちしてます(^^ゞ
またボクの友人コロスケ君の話ですが、
彼は'05を新車で購入し、耐久レースやら街乗りやら、
林道ロングツーリングやら、ボクがXRだった頃一緒に走り回ってましたが、
15000kmくらいノーメンテでそのまま走ってました。
その後、一応いい加減やるか、ってタペ調だけしてましたけど。
まあ、オススメはもうちょいコマメにバルブクリアランスくらい
見た方がいいと思いますが、なにより耐久性と信頼性は
全レーサー中随一だと、和田ぽん的には思ってます。
あとは「国産」の利点。
逆輸入とはいえ、ほとんどの部品はYAMAHAから部品が取れるので
すぐ部品が入荷します。
送料もかかりません。
レース翌日の練習走行で壊しても、翌週の本番までには修理できるってのが強み。
安心感が違いますね。
そんな感じで、最近イチオシなWR250F。
当然現在も進化しつづけているので性能もヒケを取りません。
価格も100万を切っているので、外車レーサーよりだいぶお手頃ですしね。
エンデューロバイクは軒並みヨーロッパ産なので、
ユーロ高が響いてますし…。
まだ少量ある'13WR250F。
レースシーズンも一息ついた感じですし、
そろそろ乗り換えて、冬乗り込んで、
来春のレースシーズン開幕に備える…。
そー考えると、、、、
いつ買うの…??
……
……
……
(ノ`△´)ノ 今で…(以下略)
そんなYAMAHA推し第一弾でした。
第四弾くらいまである予定…(*`▽´*)